AKBには萌えない

ていうか、見ているとどんどん暗い気持ちになっていく。
みんな可愛いし、曲だって悪くないのに。

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なんか女子高のクラスの中のヒエラルキーつーか、人間関係の縮図みたいなものがチラ見えて鬱になるというのはあるな。たかみなとか指原みたいな子、ぜったいクラスにいるタイプだし。
自分の女子高時代はおおむね楽しかったけど、イヤーな気分になることも時々あった。そのイヤーな気分だけを思い出させる感じだなあ。

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今、お試しで無料視聴している、「ひかりTV」で、「神聖かまってちゃん」を何回か見かけた。ちゃんとライブ映像とかみたの初めてかも。キレイなメロディーラインに危うい感じのボーカルって、スミスみたいだね。好きなタイプだけど、やっぱり観ていて気分が沈む。AKB観てる時と同じ気分。わたしの10代のころにも、こういうややこしい神経症的な音楽はあふれていたけれど、あのころは豊かさに辿り着いたあとの飽食からうまれたデカダンス的な風情というか、もっと刺激的なものを、新しいものを見つけたいという模索の苦悩みたいなものが感じられた。なんか未来に向かってやみくもに背伸びしているような。
でも、AKBとか、かまってちゃんのユウウツ感は、なんというか、生まれながらに不況だ環境破壊だと、未来への希望より不安を多く抱えざるを得ない世代の閉塞感の表れのように感じる。で、皆普段は思考停止して、キレイキレイなことばかり歌っているJ-POPの世界観の中に心の安息を求めようとしているんだけど、何も考えてないようでいて、そんなことはあるはずはないわけで、その蓋をした心の中身がチビチビ漏れて見えるのがAKB。ドバーッとあふれ出ちゃったのが、かまってちゃん。どんな時代の若者の中にも鳴りやまないロックンロールはあるんだよね。あ、なんかカッコイイこと言っちゃった!

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