母なる夜 / カート・ヴォネガット・ジュニア(飛田茂雄・訳) Posted on 2001/02/08 by hebicha Under:本 この本がハヤカワSF文庫に収められているために、出逢いそびれてる非SFファンの人々はとても不幸。確かに彼の経歴はSF作家なのかもしれないけど、コレは全然SFじゃないっす。軽妙でユーモア溢れる文章とスリリングなストーリー展開に引き込まれて一気に読んでしまうけれど、本を閉じた後に残るこの切ない気分は何なんだろう? でも本当の悲しみって、こんなふうに滑稽なほど淡々とした姿をしているのかもしれない。 初期タカゲン好きなら、たぶんハマります。 ← お風呂の愉しみ / 前田京子 カイロの紫のバラ / ウディ・アレン →
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