神の子供たちはみな踊る / 村上春樹

ムラカミは龍も春樹も興味がなかった私だけれど、尊敬する人が奨めていたので読んでみた。良かった。阪神大震災という「お題」を設定した、その制約が却って彼の途方もない物語世界を輝かせたのだと思う。 わたしは「かえるくん」を視る […]

アロマテラピーのための84の精油

アロマテラピーを少しかじった人ならおそらく見覚え、聞き覚えはあるはず。おそらく世の中に出回っているほとんどの精油をカバーしているであろう精油事典。読んでいるとどんどん欲しくなってしまう。

アイムソーリー うそよん

スパンクハッピー特集のQJを買いました。まあ予想通り、病気だとかゴスだとかモー娘だとかお金とキレイなものが大好きとかいうお約束なノリで、うんざりしながら楽しく読みました。ああ、ライブに行ってもっとうんざりしたい。 今や世 […]

イギリスはおいしい / 林望

「リンボウ先生」林望によるイギリスの食についてのエッセイ。 まずいことで有名なイギリスの飯をけなしながらもまたこよなく愛す、といった感じ。今まで林望は食わず嫌いなところがあったんだけど悪くないかもね…

スキヤキ / いとうせいこう

いとうせいこうのエッセイのような小説のような本。 スキヤキは日本人の魂だ。日本人よ、スキヤキを喰え!肉としらたきと鍋のすき間から必ず何か見えてくるものがある。 太田なわのれんに行きたいよう(本音)。

家畜人ヤプー / 沼 正三

知る人ぞ知る名作。 妄想だけで作り上げられた、最高のSF小説であり最高のSM小説。 日本神話や信仰が「こじつけ」られた見事なやり口には脱帽するしかない。ただ、日本人男性で金髪女の尻に敷かれたい人は意外といるのかもしれない […]

ごちそうさまがききたくて。 / 栗原はるみ

栗原はるみの料理本。 そんなにものすごいものが載っているわけじゃなくて、ごくごく自然に食べたいと思うようなものが載っている。しかも、普通に買えるような材料でおいしそうなものを作るという能力はやっぱり大したもんだなと思う。 […]

くノ一忍法帖 / 山田風太郎

御大山田風太郎の名(迷)著。 濃厚で強烈でものすごいエッチだ!しかも時代物にも関わらずとても読みやすい。 読書を高尚なものと考える人、潔癖な人、時代考証にウルサイ人にはダメかも。 しかし単純に娯楽小説としてすごい。飽きさ […]

星の王子様 / サン=テグジュペリ

で、星の王子様。 母親の手元にあった「小さいほうの」岩波文庫から読んでるからこれはもう20年以上か(涙)。 どういうわけか、小さい頃からこれはファンタジーじゃなくて現実みたいに悲しい話だと思っていた。ひとつひとつのエピソ […]

ノーライフキング / いとうせいこう

いとうせいこうのデビュー作?当時はいとうせいこうと伊藤政則の違いってなんなんだと思っていた。馬鹿だ… 随分昔、まだ高校生の頃だから10年くらい前に(!!)、学校の図書委員会で出してる会報みたいなのに書評を書いた覚えがある […]