キリンジの2008年ビルボード東京のライブと、各々のソロライブのDVDを買った。
ライブDVDなんて青山さんのやつを買って以来かも！元々ライブをそのまま観るのは好きだけどライブの映像化されたやつを観るのは苦手なほうなので、ライブDVDはあまり持ってない。数少ないコレクションの一つになりました。
中身は、まあ、キリンジのライブだ！という感じ。実際のところキリンジのライブって一回しか生では観てないのだけど、なんかユルイというかだらーっとした感じでライブが進むんだよね。今まで観てきたライブは(青山さんを除き)演出が結構あったりしたので、それはある意味新鮮でした。ただ、曲の並びとかじゃなくてメリハリに欠ける感じがしてそれはなんか違和感がある。なんか物足りない感じがする。別に派手な演出のあるライブが観たいとかじゃなくて、何だろな～、なんかあんまり好きでライブやってそうな感じがしないのが原因なのかなあ。曲もすごい良いしバンドとしてもすごい！と思うんだけど、おおおっ！！！って心にくるものが少ないんだよな～…。しかしオーディオコメンタリーはものすごい面白かった。物足りなさを補って余りある収穫でした。あとビルボード東京って後ろのカーテンが開くと高級ホテルでカーテン満開にしてセックスしているようで恥ずかしい。
ちなみに、馬の骨だとなんかヤス楽しそう～って思えておかしかった。ヤスはライブ好きなのか。観ていて「オイオイかわいいじゃねえかよヤスぅ！」と思ってしまった。いや決してヤス贔屓なわけじゃないと思うんだけど(イマイチそう言い切れる自信はないけど…)、単純にライブだけ観るとヤスのほうが楽しそうでいいなあと思ってしまった。
キリンジってすごく好きなんだけど、どっかに違和感みたいなのがある。それが何なのかな～とずっと思っていたのだけど、エロっぽさとか毒のある歌詞とか、そういうのがすごくあざといのが違和感の原因なのかも…というところに気付いた。兄樹の歌詞は、聴き手をニヤニヤ想像しながら書いてるような、うまいこと言った！ってドヤ顔してるような感じが心にひっかかるんだ。しかしながら天然っぽいヤスの詞よりは兄樹の歌詞がいつも心に残るのがなんか悔しいんだわ。いっつもくそ～うまいことしてやられたわ！って思いながら聴いてる。「玩具のような振る舞いで」とか「野良の虹」とか「十四時過ぎのカゲロウ」とか、歌詞を聴くとク～ッとなるんだけど、ク～ッと「させられて」やられた！って思う。そこが違和感のもとだ。そういうあざとさも含めて好きだ。そして悔しい。
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