スキヤキ / いとうせいこう

いとうせいこうのエッセイのような小説のような本。 スキヤキは日本人の魂だ。日本人よ、スキヤキを喰え!肉としらたきと鍋のすき間から必ず何か見えてくるものがある。 太田なわのれんに行きたいよう(本音)。

NotFound 「見つかりませんでした。」 / シティボーイズ

シティボーイズ1997GW公演サントラ。やっぱり4年も前ともなると、少し古いかな?という感じがしますな。ああ、こういうの流行っていたっけなあという感じ。FPMとかね。 だが、このサントラの醍醐味はそんなとこではない!ボー […]

家畜人ヤプー / 沼 正三

知る人ぞ知る名作。 妄想だけで作り上げられた、最高のSF小説であり最高のSM小説。 日本神話や信仰が「こじつけ」られた見事なやり口には脱帽するしかない。ただ、日本人男性で金髪女の尻に敷かれたい人は意外といるのかもしれない […]

夏への無意識 / シティボーイズ

毎年恒例、シティボーイズGW公演、1999年「夏への無意識」サントラ。全体的にJAZZ風味だけどどこかまぬけ、どこかとぼけてる。 やっぱり小西康陽はこういう仕事させたら天才だ。

ごちそうさまがききたくて。 / 栗原はるみ

栗原はるみの料理本。 そんなにものすごいものが載っているわけじゃなくて、ごくごく自然に食べたいと思うようなものが載っている。しかも、普通に買えるような材料でおいしそうなものを作るという能力はやっぱり大したもんだなと思う。 […]

くノ一忍法帖 / 山田風太郎

御大山田風太郎の名(迷)著。 濃厚で強烈でものすごいエッチだ!しかも時代物にも関わらずとても読みやすい。 読書を高尚なものと考える人、潔癖な人、時代考証にウルサイ人にはダメかも。 しかし単純に娯楽小説としてすごい。飽きさ […]

星の王子様 / サン=テグジュペリ

で、星の王子様。 母親の手元にあった「小さいほうの」岩波文庫から読んでるからこれはもう20年以上か(涙)。 どういうわけか、小さい頃からこれはファンタジーじゃなくて現実みたいに悲しい話だと思っていた。ひとつひとつのエピソ […]

ノーライフキング / いとうせいこう

いとうせいこうのデビュー作?当時はいとうせいこうと伊藤政則の違いってなんなんだと思っていた。馬鹿だ… 随分昔、まだ高校生の頃だから10年くらい前に(!!)、学校の図書委員会で出してる会報みたいなのに書評を書いた覚えがある […]

白洲正子自伝

著述家、また骨董の目利き(というとご本人から叱られるかも知れないが)、現代の侍、白州正子の自伝。 不要なもの、無駄なもの、鬱陶しいものをバッサリと切り捨てる潔さ。そのへんの甘チャンには毒ですな。

いまなぜ青山二郎なのか / 白洲正子

白洲正子の本。「白洲正子が白洲正子たる所以を作った男」、青山二郎について語った名著。 「精神的なものが精神を隠してしまう」まさにそのとおり。観念的なこと、精神的なことを語るってほんとはとても無駄なことなのだ。語らなくても […]